嫌いな漫画

ぼくは常々「おれの買う漫画はみんな面白い!」とか思ってる人間なんですが、それでも嫌いな作品というのはやはりありまして。否定的な意見書くのってあんまり好きじゃないんですが、忘れがちなんでメモがてら。こういう話題あんまり好きじゃない方のために一応続きを読む記法で。


手塚さんのは大概好きなんですが、これはちょっとひどい。
物語中盤でヒョウタンツギみたいな、WALL-EのEVEみたいなキャラクターが出てきてひたすら七色いんこにイヤミを言うんですね。でも他の人には見えないし、結局いんこはノイローゼみたいになっちゃう。でこれが何なのかというと、いんこが他の人を演じてばかりいるために現れたいんこの本音だと。いんこ本人にしか見えないし聞こえないけれども、自分自身なんだから言うことは的確だし、ずばずば言ってくるわけです。最初登場した時は一話だけのキャラなのかなと思わせるような描写もあるんですが、それが執拗に出てくる。んでいんこが悩むだけの話が結構何話もあるんですね。正直読んでて結構キツいんですよ。
さらに言うといんこの師匠にあたるキャラが倒すべきボスがデカかったのに対して、いんこが倒すべきボスがしょぼくく見えてしまうっていうのもあります。そんなに悪いことしてなくねえ?それ私怨じゃねえ?っていう。


いわゆる能力者バトルもの。ジョジョみたいなああいうやつですね。
ゴミを木に変えるっていう発想も面白いし、絵もすっきりしててきれいだし、キャラも立ってる(眼鏡っ子の鈴子・ジェラードがかわいいです)んですが、能力者バトルもので「こける→攻撃ヒット→決着」が二回もあるのはだめだろう!!!(ちょっとうろ覚え。一回は決着じゃなかったような気がしますが)
ただうえきの法則+もアイデアとか面白かったんで、是非また書いて欲しいですね。


なんか好かん!
掘り下げが浅い(というのはページ数の都合もあるんで一概には言えませんが)気がするし、安易にスピリチュアリズムにべったりいきそうなところもピンと来ないです。