「がびーん」という発見

がびーん、という擬音を初めて意識したのは、
すごいよ!マサルさんだった記憶がある。
言葉としては知っていたが、別に使うわけでもなかった単語だ。
その前からあったはずだよなあと改めて気になって調べてみると、
http://www.hatena.ne.jp/1101662650
永井豪とか藤子Aとか、谷啓という説もありますね。
最初はあくまで驚いた時の擬音として使われていた
このがびーんという擬音を、うすた京介はギャグとして「再発見」した。
初出が永井豪や藤子Aだとすると20年以上前の言葉だ。
このへんやっぱりうすた京介のセンスはすごいなあ。
ちなみに短編集チクサクコールで確認してみると
デビュー三作目からがびーんという擬音は使われている。
その前の作品でも、だばだばという走る擬音が使われていて、
擬音について意識的であるらしいということがわかる。
このセンスは例えばジャガーでいうと変なポエム?に引き継がれている部分だろう。


今読み返してみるとチクサクコールに入ってる
「エト」という作品がリリカルで実に良いなあ。

うすた京介短編集チクサクコール

*この項mixiから転載