まどか☆マギカ さやかさんの魔女姿について

ついったーからの転載。
下半身が魚になっているのはもちろん人魚姫がモチーフでしょう。暗示するのはもちろん、恋愛とそれに対する断絶。
西洋風の鎧を着ているのはジャンヌ・ダルクでしょうか。とはいえ自由のために戦うとか革命とかいうイメージではないので、これは誤読の可能性が高い気がします。
頭の後ろにあるハート型をした襟飾りと、王冠のような形のロウソクからは、アリスの赤の女王を連想させます。また、腰の部分にはハートを貫く剣の模様が描かれています。
その上の部分にはダイヤの模様が描かれているので、恐らくはアリスの赤の女王をイメージしているという解釈で間違いないでしょう。難問を持ち出して、物語の深淵に導く、というイメージでしょうか。
さらに言うと、「赤」の女王であるというのは重要な示唆です。本人の色は青ですが、「赤」いリボンをつけ、「赤」い背景の中、「赤」い魔法少女と戦います。
また、車輪を武器にして戦うというのは何をイメージしているのでしょうか。タロットでいうところの運命の歯車、つまり「魔女になるという運命からは逃れられない」という示唆でしょうか。
全体として、女性性とか少女っぽさとか、その苦しさとかをイメージした意匠なのではないかというのがぼくのイメージです。
デザインだけからでもこんだけ語れるまどかマギガは面白いですねという結論でした!