ハッピーフライトを見たゼ!

 タイトルの付け方パクってみたゼ!っていうか今見たら空中キャンプの人見たっていう日記を書いてたのでタイトルがかぶったゼ!
で、まあそれはともかく。面白かったですよ。アラが無いって言えば嘘になるんですけど。例えば主人公の一人、斎藤悦子(綾瀬はるか)がいくら国際線デビューでも国内線には乗ってたわけだからそこまで慌てるのはどうなの?とかさ。実際どうなのかはぼくには分からないですけど。
 この映画は空港で働く人たちの様子をひたすら描写してるんですけど、そこに変な湿っぽさがないんですね。がんばったからオーケー、じゃなくて。みんな頑張るだけじゃなくて、きっちり自分の仕事をしてる。こわくていやーな上司も、一見嫌な人に見えても仕事してるからこそ上の立場にいるんですよね。マズい事をしたらすごく怒られる。でも自分ではどうしようもないことにはちゃんと的確にフォローしてくれる。かっこいい仕事ですよ。おれもこんな風になりたいなと思ったもん。
 役者さんもみんないい味出してて、岸部一徳がまたかっこいいんすわ!普段はダメそうな雰囲気でコンピューターも使えないんだけど、緊急時は経験を活かして的確な指示を出すっていうね。それが経験によるものだっていうのがなんとなく透けて見えるのも良い。
 コクピットだったり客席だったりコントロールセンターだったり同時進行して慌ただしいのでちょっと疲れましたが(笑)、笑えるところはきっちり笑えて泣けるところはきっちり泣けて。いい映画だと思いますよ。