ラーメンズ「TEXT」を見てきた

初めて生で見たのですが、良い公演でした。すばらしかった。
ちょっとネタバレなので続きを読む記法で。
今回の「TEXT」は、僕がラーメンズを初めて見た名作「日本語教室」をさらに進化させたような内容だった。最初のネタからして50音図を題材にしたあいうえお作文ネタというところにも、言葉で遊ぶという意思が感じられた。
また、重層的な構造になっていたことも特徴だろう。最初のネタがあいうえお作文ネタで、最後のネタには活版工が登場するし、3番目のネタに出てきた透明人間の話題が最後にも出てくる。2番目のネタでちょっとだけ出てきた話題が4番目のネタの根幹になっていたりもする(ここは何があったのかはさすがに伏せます)。これまでの公演でもそういう傾向はあったが、今回は特に顕著だった気がする。(全部見たわけじゃないですが)
と、書くと堅苦しそうだが、ギリジンシリーズも木馬から馬に乗り換えて登場。ここではみんな何も考えず笑っていたよ。


アート的だとかそういうことは安っぽくなるのであまり言いたくないけれども、この公演は読解に値する、まさにテクストだった。


誰か構造主義的な批評できる人、書いてくれないかなあ。(と投げっぱなしにして終わる)